7月3日、中国残留日本人孤児団体であるNPO法人中国帰国者・日中友好の会の主催、中国駐日本国大使館および日中環境協会の後援で行われる「国境を越えた人間愛―中国残留日本人孤児の物語」写真展が開催された。

開幕式
日中環境協会の島村宜伸会長は、開催式に挨拶し、日中関係の現状について、「今回の写真展を通じて、人間愛への尊重と平和への守りの意識を高めることは、大変重要である。同様に、日中両国の関係改善についても、互いに理解し合い人間愛を伝える必要がある。」と強調した。
同展では、写真の枚数は約80枚である。語られているのは日中関係史上の心温まる出来事であり、戦争がもたらした残留孤児問題の経緯と、中国の一般庶民が日本人孤児を引き取って育ててきたという事跡を知ることができる。展覧会を通じて、残留孤児と養父母たちが残した歴史を振り返り、後世の人々に戦争の罪悪と平和の大切さを伝えるとともに、中国の人々の広い心と深い人間愛があったからこそ成し遂げられたこの素晴らしい出来事を多くの方々に知ってもらい、未来に向かって更なる友好関係が築けることを願ってやまない。
